~夕紀の真実~

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私はこんなことをした安藤君を憎むよりも、翔を助けなければという焦りの気持ちでいっぱいだった 少し涙目になっている、私に安藤君は言った 俊「悪いけど、手を出さないわけにはいかないなぁ……」 夕「どうしてよ!翔が…翔が何をしたって言うの!?」 俊「別に何もしてないよ」 夕「だったら「でも!!」 私の言葉を遮り、安藤君は強い口調で続けた 俊「夕紀ちゃんの彼氏だからねぇ…… その彼氏がいなくなれば、夕紀ちゃんに近づくことができるじゃん?」 夕「そ、そんな……」 私はいくら頭をひねっても、今の安藤君を納得させる答えを出すことができなかった 夕「どうしたら、どうしたら翔に手を出さないでくれるの?」 俊「おいおい、もう答えは言ってるようなもんだろ?」 夕「えっ?」 安藤君は微笑んで答えた 俊「夕紀ちゃんが… ……二宮君と別れて、俺と付き合えばいいのさ」
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