~夕紀の真実~

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夕「…………えっ?」 私は翔の発言に動揺した 翔「だって、いつもなら学校の話とか止まらないくらいするのに今日はしないし 元気ないし…… 大体夕紀が学校の課題くらいで頭を悩ますわけないじゃん!!」 夕「翔………」 たった数十秒の会話で、そこまで分かってしまう翔の言葉を聞いて 自分で言うのもあれだが、すごい好かれているのが分かった だからこそ……私も翔が大好きだからこそ 翔を離したくなかった でも……… 翔「夕紀?大丈夫?」 黙ってしまった私を心配してくれているのか、小さい声で言った翔 私は止められない涙をバレないように、 夕「大丈夫だよ(笑)」 と言った 翔「なんだよ、今日の雨にでも濡れて帰って 風邪引いたのかと思って心配したじゃん(笑)」 夕「あははぁ、心配性だな翔は(笑)」 そんな会話をしながら翔から貰ったピンクのネックレスを強く握りしめ、私は決心した 夕(翔との電話は…… これで最後……)
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