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次の日……
私は朝4時にも関わらず、カーテンを開けた
早く起きたのではない、眠れなかったのだ
ずっと翔のことを考えて、ただ泣いていた
夕(翔………)
すると、私の机の上のケータイが光った
登録していない番号だが、誰かはすぐに分かった
夕「もしもし…」
俊「あっ、俺だけど起きてたの?」
夕「うん、まぁ……」
一刻も早く電話を切りたかった
私が聞きたいのは安藤君の声ではなく、翔の声だからだ
俊「昨日も言ったけど、今日は大森 優香、幸田 明日香がここに来るからね!」
夕「……ねぇ、お願いなんだけど」
俊「ん?なに?」
私はゆっくり深呼吸をして言った
夕「私が翔に別れるってちゃんと言うから、こんなやり方辞めようよ……
何もみんなで傷つけ合うことしなくても、私が安藤君の彼女になればそれでいいんでしょ!?」
つい感情的になってしまい、強く言ってしまった
一晩中泣いたはずなのに、また涙が出てきた
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