~夕紀の真実~

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しばらくすると俊君から駅前に来るように電話で言われたので、私は駅へ向かった そこにはすでに俊君が立っていた 俊「後10分経てば、あの2人が来る… どんな再会をするのか楽しみだね(笑)」 夕「………」 私は何も言えなかった これで本当にみんなとも、翔とも終わってしまうのだと思うと何も言えなかった 黙っている俊君はいきなり私の髪を掴んで顔を上げさせた 夕「痛い!離してよ!!」 俊「夕紀がそんな顔をするからだろ……彼氏といるんだから、もっと笑えよ(笑)」 夕「わ、笑えるわけ「ごちゃごちゃ、うるせぇ!!」 私の声を遮り、俊君は私の頬を思いっきり叩いた その衝撃で私は倒れてしまった そんな私に俊君は続けた 俊「いいか、お前が二宮君とどういう付き合いをしてたかなんてどうでもいいんだよ! 俺と付き合っている以上、俺のために動き、俺のために従え!! できないなら、お前の大切な友達が消えていくだけなんだからな……」
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