~夕紀の真実~

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夕「そ、そんな……」 私は信じられなかった 私たちの中に俊君と繋がっている人がいるなんて…… いったい誰? 静君?拓君?麻由?優香ちゃん?明日香? 私は考えれば考えるほど、混乱してきた 夕「そんなの嘘だよ……」 それが私の精一杯の言い訳だった ヤクザたちが翔たちから離れているならば、さっきの連絡を報告できるはずがない でも、俊君のケータイにメールが届いたってことは 誰か一緒にいる人以外考えられない 俊「さて、この話はここまで早く行くよ!!」 夕「い、行くってどこへ?」 俊「駅に決まってんじゃん!二宮君にも来てほしかったけど、二宮君だけは呼んでないみたいだから仕方ない」 そう言って俊君は駅に向かって歩いていった 私はそれにただついて行った そしてあることを思い出した 夕「そうだ!ねぇ、私が翔の所へ帰れるための条件ってなに?」 俊君は足を止め振り返り、答えた 俊「それは夕紀が…………………」
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