~夕紀の真実~

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俺は涙を拭き、優香を抱いて言った 翔「確かに夕紀が自分の意志で離れた訳ではないのは事実だ… だけど、今俺が好きなのが優香であるのだって事実なんだ…… 前に『別れてなかったら、私たち今でも続いてたと思う?』って夕紀に言われた時だって、俺は『それでも俺は優香を好きになったと思う』って言ったんだぜ(笑) だから、もっと俺を信じろよ!!」 優「翔ぉ………(泣)」 優香も俺を強く抱きしめた そんな優香に俺は続けた 翔「俺は優香だけが好きだよ(笑)」 優「私も……翔だけが大好き………」 しばらく抱き合っていると、落ち着いたのか優香が俺から離れて言った 優「ありがと、もう大丈夫…」 翔「よし、じゃあ帰るか!送ってくよ(笑)」 そう言いリビングを出ようとすると 優「今だ、えいぃ!!」 と言って強引に背中に乗ってきた 翔「こ、こらぁ優香!危ないだろうが!!」 優「だって好きなんだもん、翔におんぶしてもらうの……」 翔「ったく、どうせこのまま家まで行けって言うんだろう?」 優「さすが翔!よくわかっていらっしゃる(笑)」 翔「全く、優香の我が儘はいつなくなるのやら……」
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