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屋上では……
拓「なんだよ静、急に呼び出して……」
静「ああ、実は柏葉のことなんだけど、拓はどう思う?
誰が……裏切り者だと思う?」
俺の一言で拓の目が真剣になった
拓「ん~、本当に俺たちの中にいるのかなって俺は思うけどな…」
静「…と言うと?」
拓「だってそうだろ、本当に安藤がヤクザたちを離したかなんて分からないだろ…
本当はヤクザたちはいて、そいつらが安藤に情報を流していたかもしれないし……」
静「………」
黙っている俺に拓は続けた
拓「それより、許せねぇのは安藤だ……
柏葉ちゃんの気持ちをもてあそび、ニノと別れさせた安藤だけは許せねぇ……」
静「なるほど、それが精一杯の拓の言い訳ってわけか……」
俺がそう言うと、拓は驚いた表情をして言った
拓「は、はぁ?何言ってんだよ静……」
俺は1度目を閉じ、少し間を空けて目を開き拓に言った
静「お前が裏切り者なんだろ、拓」
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