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拓「………はぁ?」
拓は今までの表情とは違い、すごい慌てていた
拓「な、なんで俺なんだよ…」
静「柏葉の真実を聞いた時からずっと考えていた…
もし本当はヤクザではなく、誰かが安藤と連絡を取り合っていたら
それは誰なんだろうって……」
拓「………」
黙っている拓に俺は続けた
静「いくら考えても誰が繋がっていたのかはさっぱり分からなかった…昨日までは……」
拓「き、昨日?」
静「柏葉の写真を見る前までは、裏切り者の可能性が俺の中で1番高いのは大森だった…
柏葉がニノと別れれば、大森がニノに近づくことができるからな……」
拓「じゃ、じゃあ優香ちゃんが裏切り者なんじゃないのか?」
顔色が少し悪くなっている拓と話すのが辛かったが、話すしかなかった
でないと、俺たちの絆が崩壊してしまうから……
静「いや、大森が裏切り者でないのは柏葉に送られていた写真を見て判断できた
あの写真、ニノの他に大森だけが写っていた
大森が裏切り者なら、大森自身が写真内に入っているはずはない……
だから、大森は白だとすぐに分かった」
拓「だ、だからってなんで俺が裏切り者なんだよ!!」
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