~2つの大喧嘩~

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静「拓………」 状況的に見ても、拓しかいないってことは分かっていた でも、心の奥ではそうじゃないって思いたい自分もいた 静「どうしてだよ、拓…… 俺たち3人の絆は、そんな簡単に切れちまうほど安っぽい物だったのかよ!!!」 拓「………」 拓は何も言わず俺に近づいてきて、殴りかかってきた 急なことだったので体が追いつかなく、顔を殴られてしまった 静「ぐわぁ!!」 俺は床に倒れ込んだ 静「拓、てめぇ……」 拓「………す」 拓は小さい声で何かを呟きながら再び殴りかかってきた 俺はその攻撃を受け止めはしたが、反撃はしなかった 静「おい拓、どういうつもりだぁ!!」 拓「……ろす」 拓の激しい攻撃に、とうとう受け止めきれず 今度は腹に一発くらってしまった 静「ぐっ……」 俺は片膝をついて腹を抑えた 静「なんでだよ…なんでなんだよ拓!!」 拓「………す ……………ろす ………ぶっ殺す!!!」
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