~2つの大喧嘩~

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麗「やっぱり夕紀は、本心であいつと付き合ったわけじゃなかったんだね…」 翔「麗奈、頼みがある……」 下を向いていた麗奈が俺の方を見るのを確認して、俺は続けた 翔「これからも夕紀の支えになってくれ……」 麗「も、もちろん!!」 麗奈は力強く頷いた 春「………おい、二宮」 翔「お前は……春!!」 麗「えっ、春知ってるの?」 不思議そうに麗奈が春に聞いた 春「ああ、夕紀の話聞いてまさかとは思ってたが 本当に二宮だったとはな……」 翔「俺も同じさ(笑) 夕紀から話聞いて、春ってもしかして……とか思ってたんだ」 そう、春と俺は実は知り合いである 中学の時に出会った、とにかくすごいやつ 性格も外見も全て完璧で、静に唯一劣らない存在だ 春「夕紀のために来たんじゃないって本当か?」 翔「ああ、俺にはもう……」 俺は優香の笑顔を思い出して言った 翔「大切な人がいるから……」
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