~2つの大喧嘩~

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俺は黙って下を向いている拓に続けた 静「ニノは、お前のことを今でも信じてんだぞ!!」 拓「……どういうことだ?」 ゆっくり拓が顔を上げて言った 静「昨日の夜、ニノに電話した時…… ーーーーーーーーーーーーーー 静「……ってわけだ………… 拓が裏切ったのは明白だ」 翔「…………」 静「ニノ?」 黙ってしまったニノが心配になり聞いた 翔「俺は……拓を信じてる 拓は絶対に俺たちの仲間だ、裏切るはずがない………」 ーーーーーーーーーーーーーー 静「どんなに決定的な証拠があっても、それでもニノは拓を信じ続けたんだぞ!!! …………そんなニノが今、たった1人で西桜に乗り込んでいったんだぞ!!!」 拓「!!!!」 この俺の発言に驚いたのは拓だけではなかった 明「西桜高校に……」 麻「ニノ君が……」 優「乗り込んだ……?」 俺は不安そうにしている麻由たちの方を向き言った 静「大森、ニノからの伝言だ…… 『絶対優香の隣に帰ってくるって誓うから、1日だけ俺にくれ』ってな」 優「そ、そんな……じゃあ翔は………」 全身を震わせながら、大森は俺に聞いた 静「今、西桜高校に……っておい!」 俺の言葉を聞き終えるより前に、大森は走って屋上を出て行った 優(神様、お願いします!! どうか…… 翔を助けてあげてください!!(泣))
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