~病院生活~

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朝になり、朝食が運ばれてきても翔は起きなかった 看「困ったわね~… あっそうだ!優香ちゃん、起こしといてね(笑)」 そう言い看護士さんは病室を出て行った 優「もぉ~、めんどくさがりなんだから……」 そう言い、軽く翔の肩に触れて続けた 優「翔、起きて朝だよー!」 翔「…ん、んん~」 そう言いゆっくり目を開けた翔 優「おはよぉ(笑)」 翔「優香……おはよー」 翔は眠そうな目を擦りながら、体を起こした 優「翔!擦りすぎは目によくないから辞めな(笑)」 翔「それ、俺が前に言ったセリフだよね(笑)」 優「あれれ?そうだっけ(笑)」 なんてふざけながら、しばらく話していた 翔「あっ、朝食あるんだ…いただきます」 そう言ったにも関わらず、翔の手は動いてなかった 優「ど、どう………」 私は『どうしたの?』と聞こうとしたが、聞かなくても分かってしまった もしかしたら、翔は動かさないのではなく 痛くて動けないのではないかと…… 優(どうしよう……何かいい手は………) そんなことを考えていると、翔がゆっくり口を開けて言った 翔「優香、頼みがあんだけど」 優「えっ、なに?」 翔「………て」 あまりにも翔が小さい声で言うので聞こえなかった 優「えっ、何て言ったの?」 すると、翔は顔を真っ赤にしてもう一度言った 翔「た、食べさせて////////////////」
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