~病院生活~

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優「……うん、分かった♪」 私はそう言って、翔のベッドの近くのイスに座り、お箸を取った 優「ふふ(笑)」 翔「な、何笑ってんだよ(汗)」 まだ顔が赤い翔は、焦りながら言った 優「べつにぃ~、なんでもないですよぉ~(笑)」 そう言いつつも私は笑っていた なかなかしない翔からの甘え それがきたことが単純に嬉しかった 頼られている、そんな気持ちになれるから…… 優「はい、あぁ~ん(笑)」 私は翔の口に近づけながら言った 翔「//////////」 ところが、翔は口を開けるどころか下を向いてしまった きっと恥ずかしがっているんだろうなと思った私はなぜか翔をいじめたくなった 優「そっかぁ……翔は私からされるのが嫌なんだ………」 翔「えっ!?い、いやそういう意味じゃ「ひどい……」 慌てる翔の声を遮り、私は下を向きながら続けた 優「私、翔に元気になってほしかっただけなのに……」 私は、少し笑っている顔を隠すために、お箸を置き両手で顔を隠した するとギシッとベッドから聞こえてきたと思ったら、翔がゆっくり私を抱きしめてくれた 優「えっ、翔?」 翔「ごめん、今はこれくらいしかできないけど 優香にやられるのが嫌な訳ないから…… ただ恥ずかしかっただけだから、何か変な気分にさせてごめんな………」
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