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拓「…………」
拓君は泣きながら、何も言わず病院を去っていった
明「拓也ぁ!!」
明日香が拓君を呼んだが、拓君はそれにも全く反応しなかった
拓君が見えなくなったあたりで明日香が私に言った
明「優香!拓也だってみんなのことを考えてくれてたんだよ!!
それなのにニノ君を売ったなんて言い方したら、拓也は何のために1人で耐えてきたのか分からないじゃん!!!」
優「私の言ったことの何が違うの!?明日香は拓君がみんなのことを考えてくれてたって言うけど、翔のことはちっとも考えてくれてなかったじゃん!!
明日香は私の立場に立ってないからそう言えるんだよ!
勝手なことばっかり言わないで!!」
私は明日香の言葉にムキになって言い返した
静「おい、辞めろ!こんな時にすることじゃないだろ!!」
私と明日香の間に入り、静君は止めた
明日香は黙って病院を走って出て行った
翔母「静君、麻由ちゃん、ここは私と優香ちゃんに任せて行きなさい
翔が目を覚ました時にみんながバラバラになっていたら、翔が悲しむわ……」
静「分かりました……麻由、行くよ」
静君がそう言うと、麻由は静君の腕に掴まり歩いていった
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