~病院生活~

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集中治療室から先生と、横になったまま運ばれている翔が出てきた 翔母「先生、翔は?」 翔のお母さんがそう聞くと、お医者さんは笑顔で答えた 医「ご安心ください、先ほど意識を取り戻しました… 寝てしまったようですが、今日の夜には目が覚めるでしょう(笑)」 翔母「あっ、ありがとうございます!!」 翔のお母さんが頭を下げたので、私もその後に続いて頭を下げた すると、お医者さんが私の肩に手を置き言った 医「相当好かれてるんですね(笑)」 優「えっ、何がですか?」 医「二宮君、意識が取り戻した時に一言呟いた言葉があなたの名前でしたよ(笑)」 そう言ってお医者さんはどこかへ行ってしまった 優「翔………」 本当にばか 翔は意識が戻るかどうか分からない状態になっていたのにも関わらず、目が覚めていう言葉が私の名前って……… 本当に正真正銘のばか… 優(でも、そんな翔が大好きだよ… 無事でよかった……) 看「これから二宮君を病室まで運びますのでお母様ついてきてもらえますか?」 そう看護士さんが尋ねると 翔母「私よりもあなたが行きなさい あなたのお母さんには私から連絡しとくから、気が済むまでずっとそばにいてあげなさい(笑)」 そう言って翔のお母さんが私の頭をなでて病室を出て行った ーーーーーーーーーーーーーー
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