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夕「そうだよねぇ~、こんな大ケガしてるのにねぇ~」
そう言って私は翔の頬をつねって続けた
夕「なんで歩いたりしたのかなぁ~(怒)」
翔「痛い、痛い、痛い!!
まぢ辞めてくれ~(汗)」
私はゆっくり翔を離して、翔の近くのイスに座り言った
夕「まったく、無茶ばっかりするんだから…
優香ちゃんが心配するのも分かる」
翔「ゆ、優香が何だって?」
私は優香ちゃんに頼まれたことを全て話した
翔「そっかぁ、優香がそんなことを……」
夕「だから、翔は無茶しちゃだめだからね!!」
翔「分かったよ……
ったく、優香には負けるなぁ……」
そう言いながらも笑っている翔を見て、心の底から優香ちゃんが羨ましかった
夕「私だって、好きな気持ちなら負けないのになぁ……」
翔「えっ、何か言った?」
小声で言った私の声は翔には聞こえなかったみたいだ
夕「何でもない(笑)
翔が元気そうで、本当によかったよ!!」
翔「そりゃあ、どーも(笑)
夕紀も早く退院できるといいな!!」
夕「翔もね(笑)」
そんな話をしていると、突然翔は私の顔をじっと見始めた
夕「な、なに?」
翔「夕紀…
ちゃんとご飯食べてんだな(笑)」
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