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翔「えっ、あっ、はい!!」
俺と優香は急いで起き、鍵を開けた
そこには以前優香の担当で、今は俺の担当である看護士さんが立っていた
看「2人して鍵閉めて、何してたのよ~」
翔「なっ、何もしてないですよ!
なぁ、優香!」
優「う、うん!何にもしてない、してない…」
看「じゃあ、これは何かな~(笑)」
そう言い、看護士さんは俺のベッドの上にあった優香の制服のリボンを取った
優「そ、それは……」
翔「あ、暑かったからですよ!
優香は俺のために走ってきてくれたから、暑かったみたいで……」
何とか俺たちはごまかそうとしたが
看「前に、優香ちゃんが言っていた通りね!」
優「えっ、何がですか?」
看「二宮君は嘘つくときは必ず左見るんでしょ?
今、ばっちり見てたわよ(笑)」
と、俺の癖を見破らればれてしまった
翔「優香、何勝手に話してんだよ……」
優「だって、こんなことになるとは思わなかったんだもん……」
そう言い、しょぼくれている優香がとてもかわいく見えたので
許すことにした
ただ、俺は『もう個室だと安心出来ない』ということになり
別室に移動が決定された
優香が『そんなことしたら、同室の人が翔を好きになっちゃうから嫌だ』とわがままを全開させていたが
優香の意見は通らず、別室に移動となってしまった
優「はぁ~…
こんなことになるなら、あんなことしようとしなければよかった……」
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