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翔「優香?」
看護士さんからの許可が出て、喜ぶのかと思っていたが
優香は黙ったままさらに抱きつく力を強めた
優「翔……」
翔「な、なに?」
おそるおそる聞くと、優香は小さい声で言った
優「……………おんぶ」
翔「………はぁ?」
優「……だから、おんぶして」
翔(優香は何を言っているんだ……
そんなの今ここでできるわけが「早く」
俺がそう思っている間にも、優香はおんぶを要求してきた
翔「優香、今は我慢しようよ…
後でいくらでも「今して……」
そう言葉を遮り、優香は強めの口調で言った
でもここは廊下だし、色んな人が見てる
抱きつかれるのだって、恥ずかしいのにおんぶなんてしたら……
翔「なぁ、何でもするから今は辞めよ(汗)」
優「言ったね!今何でもするって言ったからね!!」
急に大きい声を出して、嬉しそうにする優香は走って、看護士さんの所まで言った
何かを話していたが聞こえなかったので特に気にはしなかった
そして話を終えると
優「翔ぉ~!早く行くよ~!!」
と俺を呼んだので、俺は優香の所へ行った
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