418人が本棚に入れています
本棚に追加
/637ページ
翔「!!!!」
遥「その反応、やっぱりあったんだ」
つい俺は遥の言葉に動揺して、持っていたボールを落としてしまった
そのボールはゆっくり転がりながら、遥の足元へいった
遥はそのボールを拾い続けた
遥「ニノはあの『バスケ界のエンペラー』なんでしょ!?」
ーーーーーーーーーーーーー
あれは中学3年の夏
私は仲のいい友達がいるバスケ部が大会で決勝戦に進んだので応援に行くことにした
?「おぉ~い、遥!!」
遠くからそのバスケ部の友達、宮内 沙耶(サヤ)がジャージ姿で走ってきた
遥「沙耶!おはよー(笑)」
沙「おはよー、来てくれたんだね!なんかやる気出てきたよ(笑)」
そんな話をしながら、会場に向かうとすでに会場にはたくさんの人がいた
遥「たくさん人がいるんだね!」
それも私たちと同じくらいの女の子ばっかり……
沙「まぁ、お目当てはあの人たちだろうけどね……」
遥「あの人たち?」
何も知らない私は沙耶に不思議そうに言った
沙「そっか、遥はバスケ詳しくないんだったね
今日は男子の決勝もこの場所でやるんだけど
桜木中にはすごいバスケがうまく、かっこいい『3本桜』って呼ばれてる3人がいるの」
最初のコメントを投稿しよう!