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遥「『3本桜』?」
沙「まぁ、見れば分かるよ…
さぁ、入ろう!!」
そして私たちは会場に入って観客席に座った
スコアボードには
『桜木中学108-42西原中学』
と書かれていた
遥「こ、この点差が決勝戦なの!?」
沙「まぁ、次元が違うからね…
まずはあの人」
そう言い、沙耶が指差した人はボールをもらうとすごい速いドリブルで相手を置き去りにしてシュートを決めた
沙「『3本桜』の1つ目の桜、『神速』阿久津 拓也
中学生とは思えないスピードで敵を振り切り点を稼ぐ桜木中のエース」
そんな話をしていると、西原中学の選手のパスを桜木中学の選手がカットし
そのままドリブルをして止まりスリーポイントを決めた
沙「今決めたのが、『3本桜』の2つ目の桜、『氷柱』中川 静
恐ろしいほどの頭の良さを利用して、相手の攻めを見抜きボールを奪取
何もできない相手をただ立つことしか許さない桜木中のシューター」
遥「す、すごい人たちだね……」
素人でしかない私の目から見ても、あの2人は別格だった
沙「その2人ですら、あの人には及ばないんだけどね……
ほら、あの人」
沙耶が言った人はボールを持ちながらゆっくりドリブルしていった
?「ここしっかり決めるぞ!!」
そうして急に止まったと思ったら、ドリブルを開始した
ふいをつかれた選手は抜かれ、すぐ他の選手があたりに行ったが、その人は回転して抜いたと思ったらボールはその人の手にはもうなかった
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