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?「ナイスパス!!」
そう言って、ボールはいつの間にか『神速』と呼ばれている人の所にあった
遥「い、いつの間にパスしたんだろう……」
沙「高すぎる技術、圧倒的な力を持つ『3本桜』の2角を従えている最後の桜、『バスケ界のエンペラー』二宮 翔
彼が出すパスは相手にとってはいつ、誰に出すのか予測不明の魔法のパス
パスを出すだけでなく、時には自分でも決めることができる桜木中のキャプテン」
遥「二宮……翔………」
私は見とれてしまった
彼がする完璧なバスケに……
ビィーーー!!!!!!
試合が終わった
当然ながら結果は桜木中学の圧倒的な勝利
観客席にいる女の子は一斉に声を上げて、『3本桜』の名前を言い出した
遥「かっこいい………」
私の目の先には歓声に少し嫌そうな顔をして出ていこうとする皇帝の後ろ姿だった
ーーーーーーーーーーーーー
翔「あの試合を見に来てたんだ……」
遥「うん、すごかった本当に(笑)」
笑顔で言う私につられたのか、ニノも笑顔を見せた
遥「ニノにできないことってあるの?」
そう言いながら、持っているボールをニノに向けて投げた
翔「そりゃあいっぱいあるよ(笑)
完璧な人間なんてこの世にはいないからね」
そう言い、ニノは片手でボールをゴールに向けて投げた
そのボールはボードにあたりそのままネットの中に入っていった
遥「すごーい!!」
そんなニノを見て私は思った
遥(やっぱり話そう…
ニノには………
私の隣にいて支えてもらいたいから………)
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