418人が本棚に入れています
本棚に追加
/637ページ
遥「ニノ!!」
私はバスケしているニノに言った
翔「ん、なに?」
ニノはボールを手に持ち、私の方を見る
遥「ちょっと長くなるかもだけど、聞いてほしい話があるの……」
私がそう言うと、ニノはコートの端にあったベンチに座って
手招きしたのでニノの隣に座った
翔「大事な話なんだろ?
ゆっくりでいいから言ってみな(笑)」
笑顔で言うニノに気持ちが救われたのか、少し微笑んで私は言った
遥「私はね、す「翔ぉ~、遥ぁ~!!」
私の声を遮る声がしたので振り向いてみると、優香が走ってこっちに来た
優「もぉ、2人して朝から何してるの?」
翔「中学時代に遥が俺のバスケの試合を見たことがあるって話をしてたんだ(笑)」
そうニノは言って再びドリブルを始めた
優「私、翔のシュート見てみたい!!
ねぇ、やってよ(笑)」
翔「ったく、しょうがねぇな(笑)」
そう言いつつも嬉しそうにして、ニノはバスケを始めた
その後ろ姿はまさしく、前に見たのと同じ皇帝だった
そんなニノを見ながら、目を輝かせている優香が本当に羨ましかった
遥(私も……
……ニノが好き)
最初のコメントを投稿しよう!