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なんやかんやで、コートの中に向かい合って俺と拓は立っていた
優「いい!負けて帰ってきたら許さないからね!!」
翔「まぢかぁ……」
明「ニノ君なんて、けちょんけちょんにしちゃえ!拓也!!」
拓「だから、無理だっての……」
すでに諦めモードに入っている拓
そんな拓に明日香はコート内に入ってきて言った
明「もし拓也がニノ君に勝ったら…………」
何やら耳元で言う明日香
拓「ニノ………」
翔「ん?」
ずっと下を向いていた拓が顔を上げ、目をギラギラさせて続けた
拓「絶対に負けねぇかんな!!!」
なぜかものすごいやる気を出している拓
麻「静ちゃん、ニノ君と拓君…
どっちが勝つと思う?」
静「さぁな、バスケから離れた今の2人がどのくらいの実力を持っているかなんて知らないからな……
ただ……」
麻「ただ……?」
静「俺もそうだが……
拓が『神速』と呼ばれるようになったのは拓の異常な足の速さにドリブルがマッチしたからだ
そのドリブルを教えたのは他の誰でもない……
ニノなんだ」
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