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明「そんな、拓也が……」
結果は5-1でニノの圧勝だった
あれからニノは阿久津君だけでなく、私たちの予想を超えるバスケをしていた
阿久津君は得意のスピードでニノを振り切ろうとしていたが、最後にはニノにはじかれ点を取ることができなかった
拓「だぁ~~、負けたぁ~~!!!」
阿久津君はその場に座り込みながら言った
そんな阿久津君の前にニノは立ち、手をのばした
翔「ひさびさに緊張感のあるバスケを楽しめてよかったよ、ありがとな(笑)」
拓「やっぱ、ニノには負けるよ……」
そう言いニノの手を掴み、立ち上がる阿久津君
麻「静ちゃんはニノ君に勝てる?」
静「絶対無理、今のプレー見たろ!
格が違うよ……」
優「…………」
優香は黙ったまま、ゆっくりコートの中に入りニノの前に立った
翔「ん、どうした優香?」
優「翔…………」
優香は思いっきりニノに飛びつき続けた
優「すごすぎ、うますぎ、かっこよすぎ!!
もぉ~、中学時代から翔のバスケ見とけばよかった!!!」
すごい嬉しそうにする優香、ニノは少し照れながらも喜んでいた
遥(いいなぁ…
私もニノにあんなことしてみたいな……)
拓「ニノの中学時代のプレーなら、ビデオで見せてあげよっか?」
優「えっ、ビデオあるの!!?」
テンション高めに阿久津君を見る優香
すると阿久津君はさらっと、すごいことを口にした
拓「だって俺ニノが出てたU-14日本代表の試合見に行って、ビデオ撮ってきたもん」
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