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優「ほんとごめんね…
私からわがまま言っといて……」
明「気にしないで!ニノ君大好きな優香のためだからね(笑)」
麻「そうだよ!別に嫌々やってる訳じゃないし、自分たちからやるって言い出したことだから全然平気だよ(笑)」
優「明日香、麻由……」
私たちは今、私の部屋に豪華な飾り付けをしている
それはもちろん翔の退院祝いのためだが、私がどうしても『翔の退院のお祝いは2人でやりたい!』と言う意見を強引に通したにもかかわらず
結局準備が間に合わなくて、明日香と麻由に手伝ってもらった
明「これでよしと!いっぱい料理も作ったし、これならニノ君も喜んでくれるね(笑)」
麻「ほんと幸せ者だよね、ニノ君も優香ちゃんも(笑)」
優「2人ともありがとぉ~(笑)」
そんな話をしていると、
ピンポーン、ピンポーン
と呼び鈴が鳴った
明「あっ、私たちが帰る前にニノ君来ちゃったのかな?」
麻「どうしよっか……
あっ、私たちクローゼットの中に隠れてるから優香ちゃん行ってきなよ(笑)」
と、ノリノリで麻由はクローゼットの中に入った
明「あっ、私も~(笑)
じゃあ優香、ニノ君驚かせるために私たちのことは言わないでね!!」
そう言い明日香もクローゼットの中に入った
優「まったくもう……」
そう言いながらも私は部屋を出て、玄関を開けると下を向いて立っている翔がいた
優「翔ぉ~、退院おめでとぉ~(笑)」
そう言いいつものように抱きつこうとしたが、翔の腕により防がれてしまった
優「えっ、どうしたの?翔……」
防がれるなんて初めてだったので、私は動揺を隠せずにいた
翔は下を向いたままゆっくり口を開いて言った
翔「別れよう、俺たち」
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