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優「………えっ？」
私は一瞬にして、頭が真っ白になった
優「翔…何ふざけたこと言ってるの……
全然笑えないよ………」
翔「じゃあ、そういうことだから」
そう言い翔は目も合わせず、帰ろうとした
優「ま、待って！！」
私は必死に翔の腕にしがみつき、翔を止めた
優「全然意味分からないよ……
なんで………」
気がつけば、私の目から涙があふれていた
いつもの翔から、私が泣いていると
安心させるために抱いてくれて、手で涙を拭いてくれる
なのに今は、抱くどころか涙も拭かず目も合わせない
翔「他に好きな女ができたから、もう別れたいんだ」
翔の一言は私たちが大事にしてきた絆を断ち切るほど衝撃的なものだった
優「嘘だ……
翔が私から離れたりするなんて、ありえないよ！！
この前だって、病院で『一生一緒』って、言ってくれたじゃん！！！
なのに……どうして「あのさぁ！！」
私が泣きながら訴える声を遮り、翔は続けた
翔「はっきり言わなきゃ分かんないかな……
俺は遥が好きになったんだよね…
だから、遥に悪いからもう関わりたくないんだ」
優「いや！！そんなの翔の本音じゃない！！！
翔はいつだって、私に本気だったじゃん！！！」
翔「……さよなら」
そう言い翔は強引に私の手を払い、走っていってしまった
優「嘘だ……
こんなの嘘だ……
いや………
いやぁーーー！！！！！」
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