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静「麻由、ちょっと……」
俺は麻由を呼び、大森の部屋を出た
麻「行くんだね?」
麻由は俺が言わなくても、すでに言いたいことが分かっているようだった
静「ああ、行ってくるな」
麻「頼んだよ、静ちゃ「待って!!」
麻由の言葉を遮る声が聞こえたので、振り向いてみると
そこにはなきじゃくっている大森が立っていた
優「私も、私も行く!!」
明「優香………」
明日香、俺、みんながそうだが
いくらなんでも大森が行くのは辞めた方がいいと思った
ニノに何があったか知らないが、今ニノも大森も冷静には話せそうもない様子だったから
でも大森の目を見れば、何を言っても止めることができないのは分かっていた
だからこそ、みんなは黙ったまま立っていた
優「お願い……どうしても、どうしても翔に会いたいの………」
静「………分かった、だけど俺も行くし
俺が『帰る』と言ったら帰るって約束すること、いいな?」
大森は頷いて、手で涙を拭いた
静「悪いけど、麻由たちはここで待っていてくれ」
拓「いや、俺も一緒に「頼む……」
俺は拓の声を遮り、拓に言った
拓はしぶしぶ分かってくれたみたいなので、俺と大森はニノの家に向かった
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