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静「俺は何も知らないんでな…
ニノに聞きに行こうと思って来た」
翔「だったら、そこの女に聞けばいいだろ」
ニノは大森を睨みながら、強い口調で言った
大森も『優香』ではなく『そこの女』と呼ばれたことで、また涙があふれてきていた
静「何で別れを選んだんだ?」
翔「遥が好きになったから
それ以外何があるって言うんだよ」
ニノは目も合わせずに、窓を開け夜空を見ながら言った
優「翔……私、翔のこと信じてるよ……
本当は何かあったんじゃないの?」
翔「…………」
黙っているニノに俺は続けた
静「大森と別れることが、何を意味してるか分かってんのか?」
翔「ああ、分かってるよ
他の男が寄ってくるってことだろ?
別にもう好きじゃない女のことなんて、どうでも「俺が言いてぇのはそんなことじゃねぇ!!!」
俺はニノの態度に苛立ち、ニノの胸ぐらを掴みながら続けた
静「ニノがいなくなったら大森が1人になるってことを、本気で理解してんのかよお前は!!!!」
ニノは目を閉じながらゆっくり口を開いて小声で言った
翔「優香と2人だけで話をさせてくれ」
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