~翔と優香~

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明「そんなことがあったんだ……」 私は家に戻り、みんなに今までのことを話した 拓「ニノのやつ、なに考えてやがんだ……」 麻「でも、ニノ君の中途半端な行動からしたら 何かがあって遥ちゃんと一緒にいないといけないけど、やっぱり優香ちゃんが好きって感じだよね」 静「で、ニノには判断する時間が必要だから帰ってきたってわけか」 優「うん、翔は絶対プルルルル、プルルルル 私の声を遮りケータイが鳴った そこには『島田 遥』と表示されていた 優「遥からだ……」 静「ちょうどいい、あっちから電話が来るとはな……」 静君の言う通り、私は遥に聞きたいことがあった 優「はい、もしもし」 遥「あっ、優香? 私、遥!!」 今の私とは反対で、元気な声で話す遥 優「どうしたの?」 遥「単刀直入に言うけど…… ……私はニノが好きなの」 分かってるよ、そんなことぐらい 静君が紙に『スピーカーにしろ』って書いてきたので、私はスピーカーにした 優「だからなんなの? 翔は私の彼なんだよ?」 遥「うん、知ってる…… でもニノは言ってくれたよ 『これからは俺が一緒にいてやる』って…… これってほぼ告白じゃない?」
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