恋風～あの頃の景色～

～ミスコン～

私は朝から翔の家の前で待っていた

翔は今決断中だけど、私は彼女だし
翔が好きだから

そんなことを考えてると、翔が出てきた

翔「優香……」

優「翔、おはよぉー(笑)」

私は笑顔を見せ、翔に言った

翔「おはよ、じゃあ行こっか」

優「う、うん♪」

予想外の返事が来たので、動揺したがそれと同時に嬉しかった

優「あっ、言うタイミング失っちゃったんだけど退院おめでとう！！」

翔「おう、ありがとな(笑)」

変わらない笑顔、スッと耳に入ってくる優しい声

やっぱり翔はかっこいい、だからこそ離したくない

翔「そういや、この前の振り替え
なんかの行事があるって言ってたよな？」

優「うん、なんなんだろうね……
女子のメインって言ってたけど…」

翔「じゃあなおさら、頑張らないとな(笑)」

そう言い、ポンポンと私の頭を触った翔

優「うん////////////」

少し恥ずかしそうにする私を見て翔はﾌｯと笑った

優「ああぁーー！！
なんで笑ったのぉ～！？」

翔「別に、何でもねぇよ！！」

そうして翔といつもと変わらず歩いていると、横から明日香と拓君が来た

明「あっ……」

拓「ニノ……」

気まずそうにする２人に私たちは笑顔で答えた

優翔「おはよぉー(笑)」