~ミスコン~

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優「私に嘘が通じる訳ないじゃん! 翔のことなら、何でも知ってるんだよ!?」 翔「…だとしても、別れてほしいってのは本音だから」 そう言う翔のケータイを強引に奪い取り、ワイシャツの中に入れた 翔「お、おい!何すんだよ?」 優「いいよ、取りたきゃ… 私の服脱がして取ればいいじゃん! 別れる女に優しくする必要なんてないでしょ?」 私はこうすれば絶対に動けなくなるようなことをした 案の定翔は動けないでいる 優「私、翔に捨てられるんでしょ? だったら、もうひどいことしても同じでしょ?」 私は本当にずるい子だ 翔が動けなくなるのを知っといて、わざとしている でもこうでもしないと、翔が離れていっちゃう そんなの絶対にやだ 翔「優香、分かってくれよ……」 優「分からない、分かりたくもない! さっきケータイ見て思ったけど、まだ私とのペアストラップつけてるじゃん!! それなのに別れたいって……翔の方こそ本当の自分の気持ちしっかり分かってよ!!」 少し2人が何も言わず黙ったままだった と言うよりは何を言っても分からない私に翔が困っている感じだった 翔「じゃあ、遥の過去について「そんなことはどうでもいい」 翔の声を遮り、私は言った また沈黙が流れる中、翔の部屋をノックして翔のお母さんが入ってきた 翔母「翔、お客さんよ」 翔「誰?」 翔母「えっと、『遥』って言ってた気がするけど………」
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