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静「話してみろ、あいつの過去を…
何があったのかを」
ずっと黙っていた静君が、ニノ君に言った
翔「……お前らには関係ない」
静「何でも隠そうとするな…
1人で抱え込めば、いずれ後悔する道しか選べなくなるぞ……」
翔「聞こえなかったのか?
……部外者は引っ込んでろって言ってんだよ」
ニノ君は静君を睨みつけて言った
そんなニノ君を見て、静君はフッと笑った
翔「何がおかしい?」
静「鏡を見てみろ…
今のお前は、本当にみんなを突き放そうとしている奴の顔じゃない
大切な人が傷つき、自分自身がどうしたらいいか分からなくなってる奴の顔だ
今のニノは「黙れぇ!!!」
静君の言葉をニノ君が大声を出して止めた
翔「はぁ、はぁ、はぁ……
もう………風は止まったんだ」
明「風?」
意味が分からない私はニノ君に聞いた
翔「優香との恋の風はもう止まったんだ……
中途半端は逆に優香を苦しめる、だからこそ離れるんだ………」
麻「意味分からない……
遥ちゃんを支えることと、優香ちゃんと一緒にいることは違うでしょ?
遥ちゃんも守りたくて、優香ちゃんとも一緒にいたいなら
そうすればいいじゃん!!
たまにはわがまま言ってもいいんじゃない?」
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