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翔「………優香を頼む」
そう言い、ゆっくり部屋を出て行こうとするニノ君を静君が殴った
麻「せ、静ちゃん!!」
拓「何もそこまですることないだろ!!」
静「うるせぇ!
こいつを見てるとイライラすんだよ……
自分の気持ちを押し殺し、1人で耐えようとしているニノが昔の俺を見てるみたいでな………」
麻「静ちゃん……」
翔「ってぇーな……」
ニノ君はゆっくり立ち上がりながら、切れてしまった口を触って続けた
翔「表出ろ」
その一言を聞いて、ニノ君と静君は部屋を出て行ってしまった
拓「あぁ~、もう!なんでこうなるかな……
明日香!渡部さんとここで優香ちゃん見といて!!」
明「拓也は?」
私が不安そうに言うと、拓也は頭をなでて言った
拓「大丈夫、2人を止めてくるだけだから……」
明「……うん、分かった」
拓也は急いで部屋を出て行った
麻「大丈夫かな……
ニノ君、かなり怒ってるみたいだし」
明「拓也を…みんなを信じよう」
そう言い2人でしばらく待っていると
ドス、ドカ、ザザ、
廊下から奇妙な鈍い音が聞こえてきた
明「な、なに……?」
すると、私の部屋のドアがゆっくり開いた
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