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明麻「！！！！」
拓「やっぱり本当は優香ちゃんと……」
私と麻由は驚きのあまり、何も言えなかった
拓也が言った後、ニノ君は涙が流れているのを隠すために腕を顔を隠して続けた
翔「例え誰が寄ってきても、俺は優香が好きなんだ……
女としてはもう優香しか見れないし、誰にも優香を渡したくない独占欲だってめちゃくちゃある…
昨日と今日、優香に別れを告げた時の優香の涙を見て心がすげぇ痛かった
『絶対離れちゃだめだ』、『優香を１人にしちゃだめだ』って何度も思った
でも……」
ニノ君はそれから『優香ごめん』と何度も呟き、ただひたすら泣き続けた
ニノ君は肝心な所を言わないことから、遥ちゃんに口止めされているか
言えないような内容なのか分からないが
私たちは、優香と同様の苦しみを受けているニノ君を見て
何も言えなかった
そんなニノ君を見て、引き止めることも
背中を押すこともできないまま
ニノ君が黙って帰って行くのを見ているしかなかった
明（優香、ニノ君とは本当に終わっちゃうの？）
そう思いながらも、私はただ現状を見ていた
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明「これが話の全て……
結局、詳細は分からなかったけど
ニノ君が優香を今でも好きだってことしか………」
優「翔………」
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