恋風～あの頃の景色～

～ミスコン～

ミスコンの前日の夜

こうして私はミスコンの代表になった

先生の話では、『どうしても見たい人がいる』と翔が頭を下げたらしいので
ミスコンの日から、停学はなくなるみたいだ

あれから、翔とはメールも電話もしていない

もちろん賭けのことも知らないだろう

ミスコン代表者は今日集められ、第一競技を発表された

内容は『彼氏との初デートに着る服』

いわゆる、服の審査みたいなもの

これで各学年５人中３人にしぼるとのこと

明日香と遥は人気があるから余裕で突破できるが、私は違う

優「もぉ～、どうしたらいいのぉ～(汗)」

すると、ｺﾝｺﾝとノックをしてお母さんが入ってきた

優母「優香、お客さんだよ！」

優「えっ、誰だろう……」

私は玄関まで行くと、そこには静君と麻由がいた

優「２人とも、どうしたの？」

静「ミスコンにびびってる大森の顔が見たくなってな(笑)」

麻「静ちゃん！違うでしょ！！

ちょっと話が会ってきたの……」

そう言われ、私は２人に近所の公園まで連れて行かされた

優「話なら、私の家でもよかったんじゃない？」

もう１１月半ばなので、外はかなり寒い

麻「まぁ、またには外でもいいかなっと思ってさ(笑)」

麻由の後に静君が続けた

静「ニノの話なんだけどな……今日、ニノに会ってきた」

優「…………えっ？」

翔に会ってきた？

何のために？

そう疑問に思ってる私に静君は話してくれた

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