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翔「久しぶりだな」
優「うん、かなり久しぶり(笑)」
私は翔のコートを肩に羽織りながら言った
翔も少し間を空けてベンチに座る
翔「静から聞いたよ……
ミスコンの代表らしいじゃん」
優「うん、まぁね……」
私は他に何て言えばいいか分からず、一言だけ言った
翔「何位くらい目指してんの?」
優「………2位!!」
私はピースして翔に言った
翔「なんで2位?
1位じゃなくて?」
優「1位は明日香だからいいの!!」
翔「なんだよそれ(笑)」
翔が笑ってくれているのを見て、少しほっとした
前みたいに話せてるのが嬉しくて……
翔「そろそろ、帰ろっか(笑)
送ってくよ!」
優「えぇ~、もうちょっといいじゃん!!」
まだ翔との時間を終わりにしたくなかった
翔「だめ!帰るぞ!!」
立ちながら言う翔
優「やだ、やだ!絶対やだ!!」
私は足をジタバタさせ翔に甘えてみた
翔「はぁ~、ったくしょうがねぇな………
ほらぁ!!」
そう言い翔はしゃがんだ
優「翔、何してるの?」
翔「何って……おんぶしてやろうとしてんだけど、自分で歩くなら早くか「あぁー、待って、待って(汗)」
そんなことを翔が言ってくれるとは思わず、反応に遅れたが何とかおんぶしてもらえることになった
翔「いい?行くよ?」
優「うん/////////////(恥)」
久しぶりに感じる翔の温もり
大きい背中に私は力強く抱きついた
ずっとこのままでいたい
時間が止まれと強く願いながら私は翔におんぶされていた
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