~ミスコン~

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優「うん、待っててね翔!」 ?「ーーーーーーい」 優「必ず勝って、また翔の隣に行くからね!!」 ?「ーーーーーーなさい」 優「あれ?目の前がだんだん明るく「起きなさぁーい!!」 私はガバッと目を開けると、そこには翔ではなくカンカンに怒ったお母さんが立っていた 優「………お母さん?」 優母「まったく、こんなに服引っ張り出したまま寝てるんじゃないよ!! 早くご飯食べな!今日はミスコンでしょ?」 そう言いお母さんが出て行った後も、私は気持ちの整理がつかなかった 優「全然覚えてない……… どこからが夢なの?」 そう思い、ケータイで麻由に電話をした プルルルル、プルルルル、プル「はい、もしもし?」 優「あっ、麻由?あのさぁ、昨日静君と一緒に私の家に来た?」 麻「えっ?行ってないけど、なんで?」 優(なんだ、やっぱり夢なんだ……) 私は夢だと思っている反面、夢でないことを強く願っていた 翔に甘えられたあの時間を幻だと思いたくなかったから 麻「………優香ちゃん?」 優「へぇ?…… ああ、何でもないから気にしないで! じゃあ学校で(笑)」 そう言い私は一方的に電話を切った 優(いよいよだな…… 怖いけど行かなきゃ、勝たないと翔は戻ってこないんだから………) そう決意し私は審査に使う私服をバックに入れ、下に降りていった
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