森のメイカー

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肩からずり落ちそうなバッグを背負いなおして俺はのんびりと森の中を歩いていた。 自分の国が戦時中だということさえも忘れそうな静かな森だった。 手元の地図を見ながら歩く、といっても一本道、をひたすら歩いていると視界が少し開けた。 「……ふぅ~」 小さな村の景色が目の前に広がった。 ここも森と同じようにのんびりとした平和な空気が感じられた。 今夜は野宿ではなさそうだ。
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