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「ね~話を戻すけど、今日カラオケ行けないってなんでなんでー?」 「はまっている本があってね」 「え~」 などと女子達は言っている。本当に歌いたいのはアニソンなんだ。 校門の前につくと三木原が立っていた。「おはよう陽、昨日ありがとうな」 それを言う為に待ってたんだ。 「いいよ、気にしないで」 僕は答えた。三木原は気のいい奴なんだ。 「今日、オレの家に遊びに来ないか?新しくバトルブレイクって格ゲー買ったんだ」 「ごめん、三木原。ゲームってよくわからないんだ」 また嘘ついた。僕自身オタクと隠してる、友達の家でゲームするぐらいならいいんじゃと思う人はいるだろう、しかしダメなのだ。僕自身は格ゲーをまるでやらないわけじゃない、乳揺れもあるし、しかし拘りがある、ムサい男キャラクターなど使いたくもない。それに三木原は近所のゲーセンで顔を知られたゲーマーだ、コテンパンやられるんだろうな。女の子ばっかり使うと趣味がバレる。
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