53人が本棚に入れています
本棚に追加
「優しい人だな、委員長は…でも」
ーー嫌何でもねぇと誰にも聞こえない音で呟く。
委員長から別れて念のために保健室に休んでいる真っ最中。
しかし、久しぶりだな。学校はあんまりいい思いでないし。あんまり友達とかいなかったな。
ーーあいつは、元気かな?姉も心配してくれているかな?まあ、それはないかな。
そこで、結構眠気があると気付く頃には重い瞼は閉じていた。
夢を見た。昔に紙話の話を聞くみたいに、映像が入れ替わってくる。昔にいた男と、優しい彼女の話。
男は、彼女を傷つけてしまう。それ以来彼女と会ってない。
……そこで話は、終わって目が覚めた。
「あれ?いつのまにか日が暮れているなぁ。こんな深く眠っていたなんて…」
身体の固まりをほぐすように体を動かしてみる。軽い音がなる。
「しばらく薬を、作るのに時間がかかるから高校生をenjoyしてみたら?」
彼女からそう聞いている。
……と言っても何をしたいのか全く分からない。
最初のコメントを投稿しよう!