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「我・・・?」と疑問に呟く。
「済まない・・・噛んだ」
「それでこその・・凛香先輩(りんか)っす!」
部屋にも誰かがいた。自分よ下の男子の後輩がいた。
「その減らず口止めるか・・・、ホッチキスで閉じられるのとどっちがいい?」
チャキ、チャキとホッチキスを開いたり閉じている。
「すみませーん!」
「そこで、抱きつくなー!」と一蹴する。
「ぐへっ!・・・いい蹴りです」
倒れ際にグッジョブする。
ええっと、咳をして気づかせる。
「そうだった。この馬鹿とサボり魔と幽霊と引きこもりと私だけだ。他に質問あるか?」
嫌、色々とツッコミのが多すぎてどれからツッコめばいいか分からない。幽霊?サボり魔?何かのお化け屋敷?
「あの・・・自己紹介したらいいんじゃ、ないですか?」
仰向けになりながらも助言する。
「おお、久しぶりにまともな事を聞いたな。おっほん、私が部長の石原凛香、3年」
「1年、上原一(かんばるはじめ)。入部するなら、宜しくです!」
と言い残し、彼は亡くなった。
「いや、死んでないし!」
「それと、こいつがサボり魔、三上佳奈(みかみかな)。あなたと同じ同級生。今は、馬鹿とサボり魔と部長しかいない」
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