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「踏まないで…?」
何の事か分からず、聞いてみる。
「コンタクトレンズが、落ちたの…だから近付かないで…!!」
必死に辺り見回している。もしかしてさっきの囲んでいた人も親切な人だったのかな。
「あった、良かったわ!……所であなたは誰?もしかしてうちがここにいるのもあなたの仕業ね!」
「あの……何か勘違いしているのかな?」
「いかにも髪がボサボサだし……」
いつの間にか変な方向に転がり始めている。
「さっきの人は、探してくれた人?」
「ああ……さっきの人、悪い人かも。でも優しく手伝って言ったら手伝って貰えたようち」
あれれ?どいうこと?助けは間違ってなかったけど厄介な人を押し付けられたかもしれない。
「まあ、うちは…うーんそんなだけど大丈夫や!」
一瞬自分の身体を、見て何を勘違いしているのか身体をアピールしている。
「助けてくれたお礼や、お触りokや!」
「いや、それは結構です。大丈夫なら気をつけてぇーー!?」
いつの間にか尊の後ろにいて首辺りを掴んでいる。
「なら、これはいらない?」
白衣のポケットから瓶を出してきた。
「これ何?」
「これはなぁ、驚くなよ?ーーーー生まれ変わり薬、略して輪廻!」
ーーーもしかして変な宗教か何かかな。
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