JOKER1「死神だって言っても見習いさ」

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「コクか。そこに座りなさい」 理事長はニッコリと笑ってソファを指さした。 「で、さっき君も言っていたが、要件というのがだな」 理事長は、表情に少し陰りを見せながら、言いごもっている。 「ハァ~。理事長、わたしが言っても良いでしょうか」 中々言わない理事長にしびれを切らしたのか、校長がそう言った。 すると、校長はパッと明るい表情になり、 「よろしく頼む」 と言った。 校長は返事をもらったあと、すぐに私に向き直り・・・ 「君には、人間界に行ってもらおうと思う」 「・・・は・・・?」 爆弾発言をした。 「に・・・人間界・・・?」 あまりのことに私は聞き返すことしかできなかった。
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