1. 殺人鬼はその身の終わりをただ歌う

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1. 殺人鬼はその身の終わりをただ歌う

ユーリシア=L・フロレンスは、類稀なる殺人鬼であった― 彼女にとって殺人は、空気を吸うが如き行為に等しく 殺人は生きる為にする行為である 全ての殺人衝動は、彼女の如何なる感情にも基づかない、純粋なる【殺人衝動】である 唯一、彼女を殺人鬼と異にするものがあるとすれば それは、彼女が心優しい少女でしかない、ということだろう
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