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世界とはなんぞや。一は全。全は一。私は世界。世界は私
そうですか、ここが真理なのですね。ちょっと人体錬成して復活してくる
「世界を選ぶとは‥‥なんともまあ、けったいな話だな」
「選ぶって言うよりは、正確には世界を渡るって方が正しい言い方なのかもしれないけどね」
淡雪ちゃんがポツリと言葉を零す
「で、どうする×××」
問いかけに真面目に応じる為に淡雪ちゃんを一度退かす。ふう‥‥今まさに賢者の境地
「俺はどんな世界を選べるんだ?」
まずは、どんな世界があるのか下見をしないといけないからな。淡雪ちゃんはふむぅ。と声を漏らす
彼女の手から幾つかの丸い光が現れる。何かを映し出しているようだ
「1番目の世界は×××が前いた世界だね。こっちを選んだ場合は輪廻転生の輪の中に戻るだけだよ」
「2番目の世界はアルタートゥームって呼ばれる世界だね。私も前は其処にいたよ」
気のせいかもしれないが、どこなく彼女の表情にどこか影が落ちた感じがした。そして、其処にいた。ねぇ
「‥‥淡雪ちゃんは神様とかじゃ、ないの?」
その言葉に露骨にビックリしたのか、淡雪ちゃんは顔を何度も横に振る
「私が!?それはないよ。それに神様なんていないんじゃないかな」
子供の頃から無神論者か。これだとサンタさんもいないと言いそうだな。まあサンタはいないんだけどな
「て、二つだけ?」
「うん。そうだよ」
あっさり断言。なんでさ?いっぱい浮いてるこの光は何だよ!!
「ふーん」
幾つか疑問に感じる事があるのだが、聞くべきか聞かざるべきか
「その、アルターうんちゃら選ぶとさ。俺はどうなるんだ」
「×××はアーカーシャと呼ばれる龍王として、彼方の世界に顕現出来るよ」
「×××は特別だからね。でも世界を渡る力はない。だから私が橋渡しとして贄になったんだけどね」
「煮え?」
鵺ならしってるが、煮えってなに。聞くからに恐ろしい
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