【Ⅰ】そして多くを失った…
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【Ⅰ】そして多くを失った…
この国は今日まで、多くを殺し、多くを見捨て、多くを裏切り、そして多くを失った。 もう何もない…? いや、それは違う。 これが正しい生き方、この国の在り方なのだ。 そう唱えたのは誰だったか…。 小さくも狂暴な一国に、もうじき平和が訪れようとしていた。
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