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それからは毎日が楽しかった。僕は夜3日に1度の割合で息次に呼ばれた。そんなある日、息次が僕を布団に押し倒して言った。
「壱が欲しくてたまらない…」
僕はとても恥ずかしかったけど、自分の思いを息次につたえた。
「僕も…」
その言葉に息次は微笑み僕に口付けた。
僕の口の割れ目から息次の舌が忍び込み僕の舌を捕まえる。
「ふっ…ぅ…ん」
喘ぎと共に飲み込めない唾液がこぼれる。息次は僕の着物から手を忍ばせ胸元を探り始めた。
「んぁ…ふっ…」
男でもそこで感じるなんて思っていなかった僕は甘い喘ぎを漏らした。摘まれてこねられ痛痒いような感覚を覚えた。
「ここ、いじられるのイイんだ」
そう言いながら息次は空いている方に舌をはわせた。続けられる愛撫で僕の自身は立ち上がっていた。それに気付いた息次が手を添えて擦りあげる。
「壱は本当に可愛いんだから…触られてないのにもうこんなになって」
「や…だ…やめ、てぇ…」
薄い先端を指がかすめ僕の自身はたらたらと先走りを零した。
「もう限界だろ?1回イキな」
そう言った息次の手の動きが早くなり、僕はあっさり果ててしまった。息次は僕の足を開き蕾に僕の液を塗りつけた。
ゆっくりと解かれていく蕾に息次の指が入った時、幼い頃の記憶が蘇った。
「嫌…怖い…止めて、息次…」
僕が鳴きながら哀願すると息次は言った。
「俺は乱暴に扱うつもりはないから安心しろ。痛くしないから…」
僧と息次は違う解っているけどやっぱり怖い…
「あの僧みたいにしないから…」
そう言って息次は指を沈めた。息次がある場所をかすった時、物凄い快感が全身を駆け上った。
「そこ…いやぁ…」
「嫌じゃなくて良いだろ?そこ感じるんだ」
息次はそこばかり触ってくる。「あぁ…もっいやぁ…」
そう言った時、息次の指が引き抜かれた。物足りなさでヒくついているそこに熱い固いモノが押し付けられた。
「射れるぞ」
その言葉と共に息次のモノが押し入ってくる。
「ぁふ…ん」
物凄い圧迫感に襲われたけど痛みはなかった。
ゆっくりと息次が動き出し内壁がえぐられる。僕の自身はまた立ち上がり透明な先走りを零していた。
「うっ…き…もちい…」
僕の頭は混乱してそんな事を言っていた。
「ならもっと良くしてやる…」
そう言った息次のモノがギリギリまで引き抜かれ、いっきに最奥部を突かれた時、僕の熱が爆ぜた。それと同時に息次も僕の中に熱を放った…
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