16人が本棚に入れています
本棚に追加
その後もたびたび僕らは体を重ねた。息次は僕を割れ物のように大切に扱う。しかし、時々焦らしたり、僕が泣くまで苛めたりする。でも、そんな息次の事が僕は大好きだ。
今日も僕は息次の所にきている。
「壱こっちにおいで」
息次は僕を膝の上にのせた。後ろから抱きしめられ、吐息が首筋にかかる。僕は息次の膝の上が好きだ。僕が息次を見上げると優しくキスをしてくれた。
「愛している、ずっと離さない…」
「僕も…息次愛している」
―そしてまた息次は僕を抱いたのだ―
最初のコメントを投稿しよう!