5人が本棚に入れています
本棚に追加
6.
兎は自分の悪い行いすべてを謝る事にしました
森の住人は新しい悪戯かといぶかしんでいましたが
泣きはらした真っ赤な瞳で毎日森を回る姿に
心を揺さぶられたようでした
無言でうなづく人、説教する人、優しい声をかけてくれる人
誰もが兎と目を合わせ 温かく受け入れてくれました
こんなに良い人達になんて事をしていたんだろう、と
兎は胸が痛くてまた泣いてしまいます
友達は以前に近づいていましたが
黒い墨を浴びたような真っ黒な姿だけが戻りません
さあ、最後の謝罪をする時のようです
最初のコメントを投稿しよう!