イルミネーションの街
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背筋を伸ばして立つ卓哉は寸分の隙も無くてかっこいい。 思わず卓哉の胸に飛び込んで背中をぎゅっと抱いた。 「どうしたの?」 卓哉がちょっと驚いたように笑って聞いた。 「なんでもない。大好き。」 もう一度卓哉をぎゅっと抱いてから顔を見上げた。大好きな顔。大好きな人。 自分だけのものにしたい。 誰にも触れて欲しくない。 でもそんなこと言えるはずもなかった。
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